多くのプロゲーマーが使用しているLogicool G PRO Wirelessの基本的な性能を引き継ぎながらも、ロジクール史上最軽量、最速を謳っているマウス。
それがG PRO X SUPERLIGHTです。ホワイトモデルを購入したのでレビューします。
- 今のマウスに不満はないけど、使っている人が多いから気になる
- 軽いマウスのメリットって何?
- 他のマウスから乗り換える必要はあるのか
私自身も思っていた、上記のような疑問にお答えします。
G PRO X SUPERLIGHTの仕様
物理的仕様
高さ | 125.0mm |
幅 | 63.5mm |
奥行き | 40.0mm |
重量 | 63g |
技術仕様
センサー | HERO 25K |
解像度(DPI) | 100~25,600dpi |
USBレポートレート | 1ms |
バッテリー | 70時間 |
ボタン数 | 5つ |
G PRO Wirelessと大きな差がないスペックになっています。
一番の違いはやはり、63gという軽さでしょう。
G PRO X SUPERLIGHTのレビュー
外観
シンプルで万人受けするようなデザインで、ホワイトモデルはとてもおしゃれに見えます。
ブラックで揃いがちなデバイス類の中にホワイトが入ると、アクセントになっていいですね。
サイドボタンは2つあります。出っ張りがやや少ないです。
別のマウスからの乗り換えの場合、押しにくいと感じるかもしれません。
私はG703hからの乗り換えで、最初は押しにくいと思いました。徐々に慣れていき、今では気になりません。
グリップはなく、長期間使ってもすり減ることはありません。
軽量化のためか、Gマークは光らない仕様になっています。
ソールはそこそこ広く取られています。
Gマークのフタを開けるとレシーバーをしまえるスペースがあり、レシーバーを収納可能。
マウスを外でも使う方は、レシーバーを収納して紛失を防止できます。
右側には「SUPERLIGHT」のロゴ。
充電方法
充電は付属のケーブルで行います。充電が少ないときは、有線でも操作が可能です。
普段は充電ケーブルにレシーバーを取り付けて使います。
「PRO X」と書かれている小さなコネクタがレシーバーで、直接PCのUSBポートに差すこともできます。
充電の持ち
100%状態から、GHUBのアラートが鳴る20%まで使い続けたところ、約2週間でした。マウスの電源は入れっぱなしなので、なかなかいい持ちではないでしょうか。頻繁に充電することもありません。
マウスを使わないときは自動でスリープ状態になるため、充電の減りを抑えられます。
ちなみにG703hは同じ条件で約10日だったので、4日も多く使えていることになります。
耐久性
使い始めて5ヶ月、特に問題ありません。チャタリングも起きていません。
まだそんなに日が経っていないため、これからどうなるか注目です。
使用7ヶ月ほどでホイールの調子がおかしくなりました。下にスクロールすると一瞬だけ上にスクロールされてかなり使いにくくなったので、サポートに問い合わせて交換してもらいました。
追記の追記:
再度不具合発生。一年も持たずにこれはひどい。
DPI
ソフトウェア「G HUB」で設定できます。
G PRO X SUPERLIGHTを検討している方はほぼFPSゲーマーだと思うので、だいたい400か800になることが多いですね。
なお、マウスにはDPIを変更するボタンはありません。
G PRO X SUPERLIGHTの残念だったところ
価格
なんと言っても一番は価格でしょうね。
購入時、Amazonで16,000円です。正直高くて、なかなか手を出せないラインだと思います。今回はどうしても気になったので購入を決意しました。
サイドボタンの浅さ
前述のとおり、サイドボタンが少し浅いです。
写真ではわかりづらいですが、サイドボタンの出っ張りが少なく、G703hよりも押し込みが必要でした。
乗り換えたときはかなり違和感があり、押したつもりでも押せていなかったときがありました。ここは慣れが必要です。
ホイールの固さ
大量のスクロールを必要とする場合、ホイールが固いと指が疲れます。固いと言っても、ガチガチに固いわけではなく、むしろ普通の部類です。G703hがかなり柔らかいので気になりました。
G PRO X SUPERLIGHTのよかったところ
とにかく軽い
公表値では63gですが、実際に測ると62gでした。
正直、G703hの95gでも軽いと感じたので、そこまで期待はしていませんでした。
しかし、63gはめちゃくちゃ軽いです。VALORANTや他のFPSを遊んでいますが、手の楽さが全然違います。
軽いマウスが注目される理由がはっきり分かりました。
手が小さい人でも持ちやすい
やっぱり、手が小さい人にとってはサイドボタンが押しづらかったり、持ちにくかったりしますよね。
SUPERLIGHTはコンパクトな設計になっています。
手が大きい人は、少し持ちづらいかもしれません。”つかみ持ち” or ”つまみ持ち”向きです。
おしゃれなデザイン
これも購入の決め手になりました。
ホワイトってなかなか見ることがなかったので、洗練されたおしゃれなデザインに惚れてしまいました。
真っ黒なマウスパッドの中にポツリと存在する白のマウスも悪くないです。質感もさらさらとしていて、とってもGOOD!
G PRO X SUPERLIGHTに購入するメリットはあるか
現在使っているマウスが、軽くないのであればメリットはあります。とにかく手が楽になるのでおすすめできます。
軽めのマウスやG PRO Wirelessを使っているというのであれば、あまりメリットはないかもしれません。
FPS用に新しくマウスを買いたい方であれば、選択肢の一つとして入れてもいいでしょう。価格は高いものの、それなりに質のいいマウスだと言えます。
サイドボタンが2つしかないので、FPS以外にMMOもやるという方にはもう一つMMO用のマウスも購入するか、G PRO X SUPERLIGHT以外のマウスを購入したほうがいいと思います。
まとめ
- とにかく軽くて操作しやすい
- 遅延なし
- 充電持ちがいい
- G HUBで割り当ての自動切り替えが便利
- 高い
- サイドボタンが2つだけ
- ホイールの不具合が起こりやすい?
16,000円という高額なマウスのため、無理して買う必要はありません。もっと安くて使えるマウスはたくさんあります。
「プロゲーマーの多くが使っているからいいマウス」というのは間違いではないと思いますが、「自分が同じマウスを使えば上手くなる」とは限りません。
2023/12/19 追記
私自身、良かったポイントがそこまで強くありません。気になったから買った結果、よかった。ただそれだけです。
FPSゲームを遊ぶなら、軽さは大事だと感じました。
以前はG703hを使っていましたが、今はずっとG PRO X SUPERLIGHTを使っています。
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