- フルHDモニターからウルトラワイドモニターにわざわざ買い換える必要はあるの?
- 画面が狭すぎてHUDがごちゃごちゃしているのを何とかしたい
- ウルトラワイドモニターの使い心地はどう?
こんな疑問に答えます。
2017年にウルトラワイドモニターを購入し、FF14を遊んできました。
購入当時はまだウルトラワイドモニターが今ほど浸透しておらず、使用者が少なかったと記憶しています。
5年以上使ってわかったことや、気をつけた方がいいことなど、詳しく紹介します。
ウルトラワイドモニターのデメリットとメリット
いきなりデメリットから紹介。
ウルトラワイドモニターのデメリット
- フルHDモニターに比べて値段が高い
- 大きいので場所を取る
- 解像度が高いのでPCスペックを必要とする
- 壁紙の種類が少ない
- スクリーンショットのサイズが大きくなる
フルHDモニターに比べて値段が高い
私が購入したウルトラワイドモニターはASUSのROG PG348Qという商品なのですが、約15万円でした。
現在は販売されていないようです。
高すぎでは?
5年前はウルトラワイドモニターがあまり一般的ではなく、種類も今ほど多くなかったからだと考えます。
今は各メーカーがウルトラワイドモニターを販売していますね。種類も豊富にあって、選択肢が広がりました。
ウルトラワイドモニターが欲しいだけなら3万円前後で購入できます。
しかし、せっかく綺麗なエオルゼアという世界を冒険するのですから、いいモニターで遊びたいですよね。
私は特に、” 長く使うものは高くてもいいものを買う” と決めているので、こだわりました。
ウルトラワイドモニターの選び方は後述します。
大きいので場所を取る
ウルトラワイドモニターは、フルHDモニター約2枚分の大きさがあります。
デスクに十分なスペースがないと置くことができません。
しかも、モニターによっては脚がとてつもなく大きいものがあり、横の長さだけでなく、奥行きも必要になります。
購入前には商品スペックの「商品本体サイズ」をよく確認しましょう。
私が使っているモニターは横82cmあります
解像度が高いのでPCスペックを必要とする
ウルトラワイドモニターで検索すると、同じインチ数でも2つの解像度があることがわかります。
- 2560 x 1080
- 3440 x 1440
これはフルHDモニターの「1920x1080」よりも大きいです。
画面のピクセル数が多いため、それなりにPCスペックが必要です。
FF14のベンチマーク結果を見てみましょう。
どうですか?解像度が違うだけでこんなにもスコアが違ってしまうんです。
※CPU:i7 9700K / GPU:GTX1080で計測
モニター | スコア | 判定 |
---|---|---|
フルHDモニター | 16701 | 非常に快適 |
ウルトラワイドモニター | 10196 | 快適 |
ウルトラワイドモニターは両端に黒帯が入っています。これはカットシーンやムービーなど、ウルトラワイドモニターに対応していないためです。
カットシーン以外は黒帯がないのでご安心を!
判定が「非常に快適」から「快適」に変わるのは意外と大きいです。40~50FPSしか出ません。
場所によってさらに下がったり、若干カクつきが起きます。
ウルトラワイドモニターで「非常に快適」に遊びたいなら、グラフィックボードはRTX3000番台を選ぶといいでしょう。
私は未だにGTX1080です・・・
私はGTX1080でのウルトラワイドモニター最高品質はキツいため、少し設定を落として70~80FPSぐらいで遊んでます。
ベンチマーク上は「非常に快適」です。
GTX1080ですら設定を少し落とせば遊べるため、安めのRTX3060あたりでも十分すぎます。
壁紙の種類が少ない
これ、買ってから気づきました。3440x1440(UWQHD)の壁紙って少ないんです。
「PC 壁紙」で検索しても、フルHDの壁紙は豊富にあるものの、UWQHDってなかなかありません。
お気に入りのアニメキャラクターやアイドルなど、ジャンルを絞った壁紙だとさらに数は少なくなります。
フルHDモニター(16:9)とウルトラワイドモニター(21:9)は画面比率が違うため、フルHDモニターで使っている壁紙をウルトラワイドモニターで使うとなると引き伸ばされたり、見切れたりします。
お気に入りの壁紙がある方は要注意です。諦めるか画像編集して使いましょう。
スクリーンショットのサイズが大きくなる
3440x1440のモニターでスクリーンショットを撮ると、当然、解像度が3440×1440になります。
これによってサイズ(容量)が大きくなります。
スクリーンショットが横長になります。
FF14にはjpgファイルで保存するかpngファイルで保存するかを選べますよね。
高品質なpngファイルでスクリーンショットを撮ると、容量が2MB~8MBになります。
そのままスクリーンショットをTwitterにアップロードしようものなら、容量オーバーでエラーになります。
高品質なスクリーンショットをアップロードしたい場合、画像編集ソフトを使ってトリミングやリサイズをしましょう。
ウルトラワイドモニターのメリット
- 没入感・臨場感が出る
- 視野が広がる(ギミックが見やすくなる)
- HUDの配置場所が増えて画面スッキリ
ウルトラワイドモニターの恩恵は、PC限定になります。PS4、PS5には対応していないようです。
没入感・臨場感が出る
ウルトラワイドモニターは34インチが主流ですが、その特徴は横に長い画面です。これはエオルゼアの世界を広く覗くことができる窓のようなものです。
ウルトラワイドモニターは湾曲したモデルが多くあります。
湾曲していないモデルとの差は顕著で、自分を囲むような形になっているためまるで自分がエオルゼアの中にいるかのような感覚になります(もちろん個人差はあります)。
レイドをやるヒカセンはもちろん、地図やギャザクラメインでやっているヒカセンもフィールドをより一層楽しめますよ。
視野が広がる(ギミックが見やすくなる)
画面が広くなるということは、見える範囲が広くなるということです。
つまり、フルHDモニターで見えなかった範囲が、ウルトラワイドモニターでは見えるようになります。
特に驚いたのがこの一枚。
次元の狭間オメガ零式:シグマ編1の魔列車で、わざとゴーストに捕まるというギミックです。
タンクはタンク用のゴースト、ヒーラーはヒーラー用のゴースト、DPSはDPS用のゴーストに捕まる必要があります。
画面が狭いと、どこに自分が捕まるゴーストが湧いているかカメラを回して確認しなければいけませんでした。
ウルトラワイドモニターは視野が広いため、一目でどこに自分用のゴーストが湧いているか確認できます。
その他、以下のような小型円形のステージでは全部丸見えなのでどこからギミックが来るか確認しやすいです。
レイドをよくやるヒカセンはかなりのメリットではないでしょうか。ギミックだけではなく、ボスの履行技や、リミットブレイクのスクリーンショット撮影も迫力が出ますよ。
実際のプレイ動画はこちら。
履行技が派手な敵は、UIを非表示にして楽しんでます。
HUDの配置場所が増えて画面スッキリ
FF14は情報量が多くて、HUDのレイアウトに困っているヒカセンは多いと思います。ウルトラワイドモニターはこの問題を解決してくれます。
私がウルトラワイドモニターに変える前はこんなHUDレイアウトでした。
狭いし情報量が多い!
画面中央は敵が見えるように空けていて、それ以外は様々な情報がありますね。
フルHDモニターのときはかなり窮屈で、せっかく綺麗なエオルゼアの世界もあまり楽しむことはできませんでした。
ウルトラワイドモニターに変えてから、HUDレイアウトはこのように変化。
チャットウィンドウを横に並べ、マップを開いても十分な余白があります。ホットバーを上限まで配置してもこの余裕です。文句なしですね。
解像度が上がると、HUDが小さいと感じるかもしれません。HUDレイアウト変更画面で拡大率を変えればOK。
まとめ
ウルトラワイドモニターの魅力、伝わったでしょうか。
戦闘民族、ギャザクラ民族、SS民族まで、プレイスタイルを問わず便利なモニターです。
メリット | デメリット |
---|---|
没入感・臨場感が出る 視野が広がり、ギミックを確認しやすくなる HUDレイアウトの幅が広がり、画面に余裕を持てる | 解像度が高いので、グラフィックボードの性能が求められる 大きくて場所を取るので、小さいデスクだと厳しい PC限定 |
ギミックを見落としがちだったり、HUDレイアウトに困っているヒカセンにおすすめします。
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Stream Deckも便利です。
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